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【30代・40代・50代】歯列矯正は大人になってからはじめると危険?

【30代・40代・50代】歯列矯正は大人になってからはじめると危険?

こんにちは!

神奈川県横須賀市安浦町にある、横須賀Sun&Ocean矯正歯科です。

「歯列矯正を大人になってからはじめると危険」という噂を聞いて、矯正治療をはじめようかどうか迷っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか?確かに歯列矯正を大人になってからはじめる場合、患者さんのお口や身体の状態によっては、注意しなければならないことが増えることもあります。

しかしながら、必ずしもすべての方が歯列矯正がリスクを伴うわけではなく、仮にリスクがあったとしても、適切に対処したうえで歯科矯正を行えば、問題なく治療を進めることもできます

本記事では、30代・40代・50代の方が、歯列矯正を大人になってからはじめる際の7つのリスクや、大人の歯列矯正で後悔しないために知っておくべきことについて解説していきます。

CONTENTS

【30代・40代・50代の歯列矯正】大人になってからはじめると危険性がある?

【30代・40代・50代の歯列矯正】大人になってからはじめると危険性がある?

歯列矯正には、「年齢制限」がありません。そのため、健康な歯や骨の状態であれば、大人になってからでも問題なく歯列矯正をはじめることができます

しかしながら、大人の場合は年齢を重ねているが故に、人によってはお口や全身の健康状態が大きく異なるケースもあります。年齢を重ねると、「歯周病」の罹患率は上がりますし、「糖尿病」や「高血圧」などの全身疾患をもつ方、「骨粗鬆症」などに罹患している方も増える可能性もあります。

つまり、歯列矯正を大人になってからはじめるには、担当矯正医がこのような一人ひとりのあらゆるリスクを想定し、しっかり対策をしたうえで慎重に治療を開始する必要があるのです。

歯列矯正を大人からはじめる7つのリスクって?

歯列矯正を大人からはじめる7つのリスクって?

では、具体的に、歯列矯正を大人になってからはじめるリスクとは、どのようなことなのでしょうか?

歯列矯正を大人からはじめる際のリスクは、主に以下の7つです。それぞれ詳しく見ていきましょう。

  1. 「歯根吸収(歯の根っこが短くなる)」が起こり、歯がグラグラしはじめるリスク
  2. 歯ぐきが下がってしまうリスク
  3. 虫歯や歯周病のリスク
  4. 歯が動きにくく、治療期間が長引くリスク
  5. 歯列矯正後の「顔の変化」も考慮しないと、老け顔になるリスク
  6. 治療している歯が多く、治療費用が増大するリスク
  7. 身疾患の影響で『抜歯』ができない(もしくはリスクが伴う)

1. 「歯根吸収(歯の根っこが短くなる)」が起こり、歯がグラグラしはじめるリスク

「歯根吸収(歯の根っこが短くなる)」が起こり、歯がグラグラしはじめるリスク

「歯根吸収」とは、歯の根っこ部分が吸収されて短くなってしまう現象のことです。

許容範囲を超えた強すぎる「矯正力」や、無駄な動きが多く時間をかけ過ぎる歯列矯正を行うと、歯根吸収が大きくなって「歯がグラグラする」といったリスクが高まることがあります。

ただし、歯列矯正による「歯根吸収」は必ずしも起こるわけではありません。仮に歯根吸収をしても、一般的にはごく僅かなもので、日常生活ではほとんど問題はありません。

しかしながら、もし適切な歯列矯正が行われず致命的な「歯根吸収」が生じてしまえば、治療後すぐには問題がなくても、将来的に「歯周病」が進行して歯を支える骨が少なくなったり、加齢によって歯ぐきが退縮したりしたときに、歯がグラついて早期に歯を失うリスクが高まってしまいます。

さらに大人の場合、「歯周病」「歯ぎしり」「過度なブラッシング圧」などにより、すでに大きな「歯ぐきの退縮」が生じているケースもあるので、注意が必要です。

こうしたリスクを最小限に抑えるためには、治療前にしっかりと検査・診断を行い、一人ひとりに合った最適な治療計画で、「歯根吸収」へのリスク管理を徹底してくれる歯科医院へ相談する必要があります。

2. 歯ぐきが下がってしまうリスク

歯ぐきが下がってしまうリスク

歯列矯正では、「矯正力」が強すぎると、歯を支える骨が吸収を引き起こし、歯肉退縮(歯ぐきが下がること)を生じるリスクがあります。

さらに、

  • すでに歯周病が進行して骨が薄くなっている
  • 矯正装置が邪魔して歯磨きがしにくく、ブラッシング圧が強い
  • 口内の清掃不良・・・歯周病で炎症が生じて骨が溶かされると、歯ぐきが痩せるため
  • 不衛生なマウスピース装置・・・装置を不衛生にしていると歯ぐきが炎症を起こし、歯肉退縮を引き起こす
  • 不適合な矯正装置・・・不適合な装置により歯ぐきが擦れたり引っかかったりすると、炎症を起こして歯肉退縮を引き起こす

などの要因も、歯ぐきが下がってしまう原因となるケースがあります。

歯列矯正で歯ぐきが大きく退縮すれば、歯ぐきの痩せた部分が「知覚過敏」でしみる可能性があります。また大人の場合は、すでに歯ぐきが下がっていることもあるため、下がった歯ぐきが強調されて、見た目にコンプレックスを抱くリスクもあります

そのため、歯列矯正を大人からはじめる際には、「ただ歯並びを整える」だけではいけません。

「骨・歯ぐきの厚み」まで事前にしっかり考慮して、場合によっては「歯ぐきや骨を補強するような治療」を提案するなど、さまざまなリスクに対応してくれる歯科医院を選ぶと良いでしょう

3. 虫歯や歯周病のリスク

虫歯や歯周病のリスク

歯列矯正のなかでも「ワイヤー矯正」は、装置が取り外せないため、歯磨きの難易度が上がったり、装置と歯の隙間に食べ物が挟まったりと、口の中に細菌が増殖しやすい状態になりやすいです。そのため、虫歯や歯周病のリスクが高まる可能性があります

とくに、「歯周病」は、初期の段階では自覚症状が表れにくく、年齢を重ねるほど罹患率が上がる傾向にあるため、要注意です。もし、歯石や歯垢が沈着して炎症のある「歯周病」の状態で歯列矯正を行うと、歯周病が悪化してしまうリスクがあります。

そのため、治療中はしっかり歯磨きでのセルフケアを徹底することはもちろん、歯科医院でも定期的に口内をチェックしてもらったり、プロによるクリーニングを受けておくようにしましょう

また、治療をはじめる前に、しっかり歯周病の検査をしてくれて、歯周病によるリスクをしっかり考慮してくれる歯科医院で治療を受けたり、装置が取り外せてセルフケアがしやすい「マウスピース矯正」を選択したりするのも、リスクを回避するひとつの手です。

4. 歯が動きにくく、治療期間が長引くリスク

歯が動きにくく、治療期間が長引くリスク

「大人の歯科矯正」は、歯や顎の骨が成長途中の「子どもの歯列矯正」とは異なり、歯が動きにくく治療期間が長引くリスクがあります。

また、歯は「歯のまわりの組織の新陳代謝が高いほど、動きやすくなる」という傾向もあります。大人の場合、個人差はありますが、加齢に伴い筋肉量の減少や、臓器の活動量なども低下して、新陳代謝が下がる可能性もあります。そのため、歯が動くのに時間がかかりやすくなる傾向にあります。

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5.歯列矯正後の「顔の変化」も考慮しないと、老け顔になるリスク

歯列矯正後の「顔の変化」も考慮しないと、老け顔になるリスク

歯列矯正では、ただ歯をきれいに並べているだけではありません。

歯科用CT等で精密検査などを行い、「顎の形」や「上下の顎の大きさやズレ」、「口元のバランス」や「歯の傾斜角」、「口唇の厚み」などすべてを考慮し、歯列矯正後の顔貌の変化もしっかり想定して治療を進めていかなければなりません。

もし、このような精密検査を行わず正しい診断が行われなければ、歯列矯正のやり方によっては「老け顔」になってしまうリスクがあります。

たとえば、

  • 頬がこけた
  • ほうれい線ができた
  • 二重アゴになった
  • 口元のボリュームがなくなった
  • 皮膚がたるんだ

などのリスクが挙げられます。

もちろん、経験豊富な矯正医であればこのようなことはありませんが、あらゆるリスクを想定して正しい診断を行われなければ、起こりうることです。

大人の場合は、すでに「老い」に対して敏感になっているケースもあります。頬がコケたり、ほうれい線ができたりといったことが、コンプレックスにつながってしまうリスクもあります。

そのため、ただ歯並びを治すだけではなく、しっかり歯列矯正後の顔の変化まで考慮してくれる、経験や知識の豊富な矯正医に治療をお願いするのが良いでしょう

6. 治療している歯が多く、治療費用が増大するリスク

治療している歯が多く、治療費用が増大するリスク

歯列矯正を大人になってからはじめる場合、すでに口内には多くのかぶせものが入っていたり、虫歯・歯周病などが進行していたりするケースもあります。

歯列矯正をはじめるときには、口内の環境を整えてから治療開始する必要があります。そのため、治療途中の歯がたくさんある場合、その分、歯列矯正前に費用がかかってしまいます。(とはいえ、治療途中の歯は歯列矯正をするしないにかかわらず、積極的に治しておくべきなので治療を受けておきましょう。)

さらに、歯によっては、矯正装置を装着するために、「かぶせもの」や「つめもの」を除去しなければならないケースもあります。もちろん、矯正医も不必要にかぶせものを除去しないよう考慮しますが、かぶせものが多い場合や、歯の位置によってはどうしてもその「かぶせもの」を外さないといけないケースもあります。

つまりその分、治療後に再度「かぶせもの」を入れなくてはならないため、治療費が増大してしまうリスクがあります。そのため事前に、追加料金についてもどのぐらいかかるのかを矯正医に確認しておきましょう

7. 全身疾患の影響で『抜歯』ができない(もしくはリスクが伴う)

全身疾患の影響で『抜歯』ができない(もしくはリスクが伴う)

歯列矯正を大人からはじめる場合、年齢が上がるにつれて高血圧や糖尿病、骨粗鬆症などの全身疾患のリスクが高まり、病気をもっている方が増える可能性があります。そのため、歯列矯正で「抜歯」が必要になったときに、「抜歯」ができない(もしくはリスクが伴う)可能性があります。

もちろん医科と連携し、全身疾患をコントロールしていれば、抜歯できるケースもありますが、状態によっては難しいケースもあります。

そのため、本来であれば「抜歯」が必要な症例なのに「抜歯矯正」ができない、もしくは全身疾患によるリスクを考慮しながら慎重に抜歯を行い、歯列矯正を行っていく必要があります

【リスクさえ上回る!】歯列矯正を大人になってからはじめるメリットって?

【リスクさえ上回る!】歯列矯正を大人になってからはじめるメリットって?

歯列矯正を大人になってからはじめると、人によってはリスクがありますが、すべての大人の歯列矯正にリスクがあるわけではありません。

歯列矯正には、多くのメリットがあります。歯並びや噛み合わせが良くなると、しっかり噛めておいしく食事を食べられることはもちろん、歯の重なりがなくなるため、歯磨きでのセルフケアもしやすくなり、虫歯・歯周病のリスクも軽減できます。

さらにこれら以外にも、歯列矯正を大人になってからはじめることで得られる、たくさんのメリットがあります。詳しくは、ぜひ以下の記事もご覧ください!

歯列矯正を大人になってから「した方がいい人」「必要ない人」の見極めは?

歯列矯正を大人になってから「した方がいい人」「必要ない人」の見極めは?

では実際に、歯列矯正を大人になってから「した方がいい人」「必要ない人」の見極めはどのように行ったら良いのでしょうか?

以下の「した方がいい人」の項目に当てはまる方がいれば、一度歯科医院で「歯並び」や「噛み合わせ」などが問題ないかどうか、診てもらうと良いでしょう。

歯列矯正を大人になってから「した方がいい人」

歯列矯正を大人になってから「した方がいい人」

歯列矯正を大人になってからした方がいい人は、

  • 噛み合わせが悪い
  • 見た目にコンプレックスがある
  • 不正咬合が原因で身体の不調を引き起こしている
  • ガタガタの歯並びで歯磨きがしにくい

などが当てはまる人です。

また、以下のような不正咬合がある人も、歯列矯正を大人になってからした方がいい人に含まれます。

叢生 デコボコの歯並び 受け口 下の歯が上の歯より前方へ突出 交叉咬合 上下の噛み合わせが悪い
開咬 前歯が噛み合わない 過蓋咬合 噛み合わせが深い 上顎前突(出っ歯) 上の歯が前方に大きく突出

歯列矯正を大人になってから「必要ない人」

歯列矯正を大人になってから「必要ない人」

歯列矯正が必要ない人は、先程の「した方がいい人」の項目に当てはまらない人です。見た目や噛み合わせなどに問題がなく、とくに気になるところがない人です。

ただし、本人は問題がないと思っていても、噛み合わせが悪いケースもあります。というのも、歯のガチャガチャ並びは目につきやすく気になる方も多いけれど、噛み合わせのズレには気づきにくいということもあります

そのため、もし何も問題がなかったとしても、定期検診に通い、悪いところがないか一度しっかり診断してもらうことも大切です。

【30代・40代・50代】歯列矯正を大人になってから開始!後悔しないために知っておくべき5つのこと

【30代・40代・50代】歯列矯正を大人になってから開始!後悔しないために知っておくべき5つのこと

歯列矯正を30代・40代・50代の大人になってはじめることは、今後の人生においてもメリットが大きいです。しかしながら、本記事でもお伝えしているように、お口や身体の状態によっては歯列矯正がリスクになってしまう可能性はゼロではありません。

歯列矯正のリスクを防いでメリットを得るために、以下の5つのポイントを確認しておきましょう。

1. 自分に合った歯列矯正の種類を選択する

自分に合った歯列矯正の種類を選択する

歯列矯正を大人になってからはじめる際には、自分に合った最適の歯列矯正の種類を選択することがとても重要です。「マウスピース矯正」にしても、「ワイヤー矯正」にしても、どちらもメリット・デメリットがあり、特徴は異なります。

たとえば、

  • 違和感
  • 痛み
  • 見た目
  • 歯磨きのしやすさ
  • 食事のしやすさ
  • 装置の着脱
  • 通院頻度
  • 得意、苦手な歯の動かし方
  • 費用
  • 適用できる症例

など、ふたつの治療法には、これだけの項目で違いがあります。

歯列矯正の「費用」や「見た目」などは気にされる方は多いかと思いますが、その他にもこれだけの治療法の違いがあるのです。そのため、単に「安い」「目立たない」だけの理由で選ばず、すべてを比較したうえで自分の「性格」や「ライフスタイル」に合った治療法を、冷静に選ぶ必要があります

自分に合っていない歯列矯正をすると、治療にストレスに感じて途中で中断してしまうリスクもあります。そのため、担当矯正医としっかり話し合い、じっくり見極めたうえで治療を開始しましょう。

2. トラブルが生じたら、すぐに担当矯正医に連絡する

 トラブルが生じたら、すぐに担当矯正医に連絡する

もし、矯正治療中に、違和感やトラブルが生じたら、すぐに担当矯正医に連絡しましょう。

というのも、治療中に違和感やトラブルが生じるということは、「矯正装置が合っていない」、「治療計画にズレが生じている」などの可能性が想定できるからです。早めにトラブルに気づくことで、大きなトラブルを防げます。

横須賀Sun&Ocean矯正歯科では、気になることがあったら気軽に相談ができる「公式LINE」を設けています。治療前はもちろん、治療中や治療後でも「気になっているけれど、歯医者に行くほどでもない…」といったことでも相談しやすい環境を整えています。

3. 治療が終わっていない歯は事前に治しておく

歯列矯正をはじめるにあたって、虫歯・歯周病などの治療途中の歯があると、すぐに矯正治療をはじめることができません。治療が完了して、症状が安定すると矯正治療をはじめられますが、虫歯や歯周病がかなり進行している場合は、治療完了までに時間がかかってしまいます

そのため、もし将来的に歯列矯正を検討しているのであれば、予め治療が必要な歯をしっかり治しておきましょう。そうすることで、歯列矯正がスムーズに進みます。

ただし、虫歯でかぶせものを入れる場合に関しては、治療時にかぶせものを外さなくてはいけない可能性もあるため、今後歯列矯正をする予定があることを、予め歯科医師に伝えておきましょう。

4. 正しくリスクを知る

お口の状態によっては、歯列矯正がリスクになる可能性もゼロではありません。しかしながら、リスクを把握したうえで適切な歯列矯正を行えば、歯列矯正により多くのメリットを得ることができます

そのため、単に「歯列矯正を大人になってからはじめると危険」という情報を鵜吞みにするのではなく、正しくリスクを知ることも大切です。

5. 丁寧な検査を行い、経験が豊富な矯正医を選ぶ

丁寧な検査を行い、経験が豊富な矯正医を選ぶ

歯列矯正を大人からはじめる危険性を軽減するためには、一人ひとりに対してあらゆるリスクを想定し、丁寧な検査を行う「経験豊富な矯正医」を選ぶことがなにより大切です。

担当する矯正医のなかには、まだ歯列矯正の経験が浅い人もいます。経験豊富であれば、さまざまなイレギュラーなことにも対応してきていて気づけたことも、経験が浅いとすべてのリスクを把握できない可能性も考えられます。

歯科用CTを用いて3次元的に精密な検査をすることはもちろん、経験・知識ともに豊富な矯正医を選んで、歯列矯正の多くのメリットを獲得しましょう。

まとめ

まとめ

「歯列矯正は大人からはじめると危険」といった噂もありますが、正しい診断、そして正しい対策を行えば、むしろ歯列矯正によるメリットがそのリスクを上回ることも多いです。

ただしそのためには、信頼できる矯正医に依頼するとともに、ご自身でも歯列矯正を大人からはじめる危険性について知っておく必要があります。

横須賀Sun&Ocean矯正歯科では、経験・知識ともに豊富な矯正医が、患者さんの矯正治療を担当することはもちろん、あらゆるリスクを想定し、メリット・デメリットともに丁寧に患者さんにお伝えしています

矯正医を前にして聞きにくいといったことも、治療前~治療後までいつでも気軽に「公式LINE」から相談できる環境も整えています。もし、歯列矯正を大人からはじめることに不安がある方は、無料相談はもちろん、「公式LINE」から相談できるのでぜひご活用ください。

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