こんにちは!
神奈川県横須賀市安浦町にある、横須賀Sun&Ocean矯正歯科です。
今や人生100年時代ともいわれ、長く健康でいられるようにとさまざまな努力をされている方も多いでしょう。
そんななかで、「歯列矯正は老後にメリットがある」ということを聞いて、一体どんなメリットがあるのかと気になっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで本記事では、歯列矯正を老後に向けてはじめることのメリットについて紹介していきます。
さらに、歯列矯正のために行う抜歯のリスクや、歯列矯正を老後に向けてはじめる際に気を付けることについても紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
CONTENTS
人生100年時代には必須?!歯列矯正を老後にはじめる魅力とは?
皆さんは、「8020運動」という厚生労働省(※提唱した当時は「厚生省」)と日本歯科医師会が推奨している運動をご存知でしょうか?
これは、80歳で歯が20本以上残っていることを目標にする運動のことで、歯が20本以上残っていれば、ある程度硬い食べ物でも不自由なく食べられることの目安でもあります。
何でも不自由なく食事ができるということは、年齢を重ねてからも友人と気軽にレストランやカフェに行ったり、グルメ旅行に出かけたりと、活発で社交的な毎日を送ることもできるでしょう。
もし多くの歯を失い、おいしく食事をすることができなければ、友人と同じ食事を楽しむことができず付き合いを避けるようになったり、家族団欒の食事中にも自分だけ「やわらかい食事」に変更したりするなど、同じものを共有できずに疎外感を感じてしまう原因にもなり兼ねません。
実際、上記の図のように老後に後悔していることとして「歯」を挙げる方はとても多く、歯を健康に維持することは、人生を豊かにするうえでもとても重要な課題であることがわかります。
また、「歯を多く残すこと」と「歯並びがきれいなこと」は一見関係ないように思えますが、じつは80歳で歯が20本以上残っている人のほとんどは、歯並びや噛み合わせが良いという特徴もあるんです。
そのため、より多くの健康な歯を残すために、老後に向けて歯並びを改善することは大きなメリットがあります。歯列矯正によるメリットについては、次項にてより詳しく紹介していきます。
歯列矯正を老後のためにはじめよう!5つのうれしいメリットとは?
歯列矯正を老後のためにはじめると、たくさんのメリットがあります。
見た目が改善されて自信が持てるようになることだけではなく、それ以外にも多様なメリットがあるため、ぜひチェックしてみてください。
①多くの歯を残せて「健康寿命」が伸びる
日本は高齢化社会で、年々平均寿命が伸びています。
長生きするに越したことはないですが、やはり気になるのが「健康寿命」ですよね。健康寿命は「介護を受けたり病気で寝たきりになったりせず、自立して健康に生活できる」年齢のことです。
歯列矯正で歯並びを改善することで、歯列不正によるお口のトラブルを予防し、健康な状態で多くの歯を残しやすくなります。
歯が多く残っていれば、食事から栄養が摂りやすいのはもちろん、脳や神経にも刺激を与えて、やる気の向上や認知症予防にもつながり、より長く健康な毎日を過ごせます。
②身体のバランス改善や転倒防止につながる
歯列矯正を老後に備えてはじめておくことで、身体のバランス改善や転倒防止にもつながります。
じつは、身体の筋肉バランスと、噛み合わせには関連性があります。
もし、噛み合わせが悪ければ、あご周りにある筋肉に緊張が生じ、それが全身の筋肉バランスにも悪影響を及ぼします。さらに、その崩れたバランスのまま放置すると、腰や足、肩の骨格にまで影響し、姿勢の歪みにつながります。
ですが、歯列矯正をすることでバランスを崩す原因を改善でき、さらに歯がしっかり噛み合うようになることで首の筋肉に力が入り、身体の軸がブレにくくなります。そうすることで、転倒防止にもつながります。
最近ではスポーツ選手も歯並びによるメリットに注目し、歯列矯正をはじめている選手もとても多いですよ!
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③顎関節症や頭痛・肩こりなど身体の不調の予防・改善
噛み合わせが悪いと、食べ物を咀嚼するときに使う「側頭筋」に過度な緊張が続き、血行が悪くなり筋肉性の痛みとなって、肩こりや頭痛などが生じる可能性があります。
歯列矯正をすることで、悪い噛み合わせにより生じた肩こりや頭痛の緩和が期待できます。
④歯周病・むし歯予防できる
歯周病やむし歯は、歯を失う二大原因ともいわれています。
歯列矯正で老後のために歯並び・噛み合わせを整えることで、じつは歯周病やむし歯の予防にもつながります。
歯の凸凹が改善されて歯磨き等のセルフケアがしやすくなることで、歯周病やむし歯予防効果が高まることはもちろん、しっかり噛めるようになることで唾液の分泌を促進させ、唾液の抗菌作用によって細菌に対しての免疫力アップも期待できます。
⑤清潔感が増して自信を持てる
歯列矯正をすることで歯がきれいに並び、筋肉の歪みが改善されて輪郭も整います。
これにより、今まで口元にコンプレックスがあった方も、自信をもって笑えるようになることも多いでしょう。
また、笑顔が増えることにより、お口周りの筋肉も自然と鍛えられて小顔効果も期待できます。
さらに、整った歯並びは、清潔感や知性を感じさせ、さらに笑顔が増えれば元気で明るい印象も与えられます。
歯並びが悪いと老後に起こりうるトラブルって?
噛み合わせが悪いと、さまざまなトラブルが起こりやすくなります。
たとえば、虫歯・歯周病や、無呼吸症候群、そして二重あごができやすくなるリスクもあります。
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老後の歯列矯正には抜歯が必要?抜歯のリスクはある?
歯列矯正をするとなると「抜歯」をしないといけないのでは?と、抜歯による痛みや、残っている歯が減ることに対して不安を感じている方も多いかもしれません。
ただし、歯並びや噛み合わせの状況によっては、歯列矯正をするために抜歯が必要なケースもあります。
ですが、あまりに「抜歯」の是非にとらわれ過ぎて、無理に非抜歯で歯並びや噛み合わせを整えようとすると、バランスが乱れて、歯列矯正によってさまざまなトラブルを引き起こす可能性も考えられます。
抜歯は必要に応じて行い、歯並び・噛み合わせを正しく整えていくことで、たとえ抜歯をして歯の本数が減ったとしても、その後の残った歯の歯並びが改善されたなら、8020運動以上の数の歯を、健康な状態で長くキープすることも大いに期待できます。
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老後のための歯列矯正で気を付けることはある?
当たり前のことではありますが、老後に限らず歯列矯正をはじめる際には、精密な検査・診断を行うことが大切です。
たとえば、年齢を重ねると歯周病のリスクが高まります。
もし、十分な検査が行われず、歯周病がある状態で歯列矯正をはじめると、強い力で歯を動かしていくため歯周病を進行させてしまう可能性があります。(※具体的には歯ぐきが痩せたり、最悪の場合歯が抜けてしまうリスクがあります。)
そのため、事前にしっかり検査をして、歯周治療を進めてお口のなかの環境を整えてからスタートするのが好ましいです。これは、虫歯がある方に対しても、同様です。
ただし、例外として、歯並びや噛み合わせが歯周病の進行に大きな影響を及ぼしている場合、歯周病治療を進めながら矯正治療も同時にはじめるケースもあります。一人ひとりお口のなかの状態は異なりますので、まずは歯科医師にご相談ください。
まとめ
「歯列矯正といえば、お子さんや若い方が見た目を改善するためにするもの」というイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれませんが、じつは歯列矯正を老後のためにはじめることには多くのメリットがあります。
見た目が良くなること以外にも、健康寿命が伸びたり、歯を失う原因となる歯周病・むし歯のリスクを軽減できたりとじつに多様なメリットがあります。
いつまでも健康で充実した老後を送りたいという方は、ぜひ歯列矯正を検討してみてはいかがでしょうか?