マウスピース矯正でこどもの歯並びは治る？ワイヤー矯正との違いは？

こんにちは！

神奈川県横須賀市安浦町にある、横須賀Sun&Ocean矯正歯科クリニックです。

「マウスピース矯正って、子どもにもできるかな？」とお悩みのパパやママも多いのではないでしょうか。

じつは、マウスピース矯正はお子さんにもとても適した方法なんです。取り外しができるので、食事や歯磨きもいつも通り行えて、痛みも少ないため、お子さんが無理なく治療を続けられます。

こどものマウスピース矯正では、顎の成長をサポートしながら、永久歯が正しい位置に生えるための土台を作ります。早い段階で治療をはじめることが、より効果的に歯並びを整えるポイントです。

こどものマウスピース矯正について気になっている方は、ぜひ本記事をお読みいただき、一緒に疑問や不安を解決していきましょう！

マウスピース矯正はこどもでもできるの？

マウスピース矯正は、お子さんでも受けられる治療方法です。とくに歯並びが気になるお子さんにとって、取り外しができて痛みが少ないマウスピース矯正は非常に人気があります。

成人のマウスピース矯正は、歯を1本ずつ動かして歯並びやかみ合わせを整えることが中心ですが、お子さんのマウスピース矯正は、顎の骨の成長をサポートすることに重点を置いていることが多いです。これにより、永久歯が正しい位置に生えるための基盤を作り、歯並びやかみ合わせが整いやすくなります。

お子さんの顎の骨はまだ柔軟で成長段階にあるため、早期に矯正治療をはじめることで、より効果的に歯並びを改善できます。

ただし、マウスピース矯正をはじめる適切なタイミングはお子さんの年齢や歯の状態などによって異なるため、矯正医としっかり相談して、最適な治療法を選ぶことが大切です。

こどものマウスピース矯正の種類とメリット

こどものマウスピース矯正にはいくつかの種類があり、それぞれに特徴とメリットがあります。

お子さんに合った治療法を選ぶために、まずはどんなマウスピース矯正があるのか、そしてそれぞれの方法がどんな良い点を持っているのかを知ることが大切です。

【4～6歳頃】マウスピースで行う予防矯正｜プレオルソ・Ｔ４Ｋなど

お子さんの歯並びが気になりはじめたけれど、まだ本格的な矯正をはじめるには早いと感じているママやパパも多いですよね。

でも、歯並びが悪くなる原因は、遺伝だけでなく、口呼吸や舌の位置が悪い、指しゃぶりといった生活習慣が関係していることがあります。こうした習慣が続くと、歯並びが悪化してしまうことも…。

マウスピースを使った予防矯正では、これらの悪習慣を改善し、永久歯が正しい位置に生えてくるようにサポートします。プレオルソやT4Kなどのマウスピース矯正では、口周りの筋力の調和をとることで、顎の発達も促進し、将来の矯正治療で抜歯を避ける可能性も高められます。

プレオルソやT4Kなどのマウスピースでの矯正治療は、マウスピースを就寝時と、昼間1時間装着します。

【4～9歳頃】顎の成長促進＋歯並びを改善するマウスピース矯正｜インビザラインファーストやLaLaアライナー、スマーティーキンダー

出典：インビザラインファーストHP

お子さんの歯並びが気になる4～9歳頃には、インビザラインファーストなどのアライナー矯正がぴったりの治療法です。この治療法は、乳歯と永久歯が混在する混合歯列期のお子さんを対象にしたマウスピース型の矯正治療で、顎の成長をサポートしながら歯並びを整えていきます。

インビザラインファーストなどは透明なマウスピースを使用するため、装着してもほとんど目立たず、お子さんも気軽に矯正治療を受けやすいです。さらに、食事や歯磨きの際に取り外せるため、普段の生活にほとんど影響を与えず、ストレスなく治療が続けられるのも大きな魅力です。

こどもの矯正はマウスピース矯正とワイヤー矯正どっちがいい？

「こども矯正をはじめるなら、マウスピース矯正とワイヤー矯正、どちらを選べばいいの？」と迷っているママ・パパも多いのではないでしょうか。

じつは、マウスピース矯正とワイヤー矯正にはそれぞれ異なるメリットがあり、お子さんにとってどちらが適しているかは、年齢や歯並びの状態、さらにはお子さんの性格などにも関係します。

ですが、ワイヤー矯正は歯磨きが難しく、虫歯リスクがあるお子さんには向きません。

当院ではこの観点から、高校生になるまではワイヤー矯正をおすすめすることはほとんどありません。

下記は、マウスピース矯正とワイヤー矯正の違いを比較した表です。

項目	マウスピース矯正	ワイヤー矯正
見た目	透明で目立たない	ワイヤーとブラケットが目立つ
装着感	薄くて軽いため違和感が少ない	ワイヤーがあるため多少の不快感がある
取り外し	食事や歯磨き時に取り外し可能	取り外し不可
食事制限	取り外して食事可能、制限なし	食事中は装着したままで、制限がある
お手入れ	取り外して歯磨き可能、清潔に保ちやすい	食後の歯磨きが難しく、ワイヤー部分のケアが必要
痛み	一時的な痛みがあるが、比較的軽い	ワイヤー調整後に痛みが出ることが多い
通院回数	通院回数が少なく、比較的管理しやすい	定期的な調整で通院回数が多くなることがある
金属アレルギー	金属を使用しないため金属アレルギーの心配なし	金属アレルギーがある場合、使用に注意が必要
発音や会話への影響	初めての装着時に少し発音が気になることがある	ワイヤーやブラケットが発音に影響することがある
装置の自己管理	必要	必要なし

マウスピース矯正とワイヤー矯正の違いについてもっと詳しく知りたい方は、ぜひ下記の記事も参考にしてみてください。

まとめ

 マウスピース矯正は、取り外しができて痛みが少ないため、お子さんがストレスなく治療を続けやすい方法です。

さらに、お子さんの場合、顎の成長をサポートしながら永久歯が正しい位置に生えるように導けるので、早い段階ではじめると非常に効果的です。

当院では、お子さんの成長段階に合わせた最適なマウスピース矯正プランをご提供しています。

お子さんが安心して治療に取り組めるよう、丁寧にサポートいたしますので、気になることや不安な点があればお気軽にご相談ください。一緒にお子さんの素敵な笑顔を作りましょう！