こんにちは!
神奈川県横須賀市安浦町にある、横須賀Sun&Ocean矯正歯科です。
透明で目立たない歯列矯正「インビザライン」に興味があるけれど、「インビザラインで受け口を治すことができるのか?」と気になっている方も多いのではないでしょうか?
インビザラインでは、「お子さん」でも「大人」でも、どちらでも受け口が適用となる治療法があります。ただし、重度の受け口の場合はインビザラインのみでは改善が難しく、外科処置が必要となるケースもあるため注意が必要です。
本記事では、インビザラインの受け口の治療について詳しくお話していきます。さらに「子ども」「大人」別のインビザラインの治療法についても紹介していきますので、「インビザラインで受け口を治したい」と考えられている方は、ぜひ参考にしてみてください。
CONTENTS
受け口(しゃくれ)とは?
受け口(しゃくれ)とは、「反対咬合」や「下顎前突」と呼ばれる不正咬合のひとつです。具体的には、下の歯が上の歯より前方へ突出している状態の歯並びのことを指します。
受け口の場合、「見た目が気になる」という審美的な理由で「矯正治療を受けたい」と思われる方も多いですが、受け口は放置するとさまざまなリスクがあるため注意が必要です。
たとえば、
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などのリスクがあります。
またお子さんの場合は、身体の成長とともに次第に顎が大きくなります。具体的には上の顎はおよそ10歳まで成長し、下の顎の場合は女の子ならおよそ14歳、男の子なら18歳ぐらいまで成長します。
つまり、お子さんの下の顎は上の顎よりも成長の時期が遅く、受け口のお子さんを放置してしまうと、成長とともに下の顎がさらに成長して、受け口が顕著になってしまうこともあります。放置して受け口が重度になれば治療が難しくなるため、早めの対策が重要です。
受け口の種類
※当院の受け口の症例です
受け口には、以下のような2つの種類があります。
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2つの種類がある「受け口」ですが、受け口の矯正治療をする場合には「骨格性の要因」が大きいほど治療の難易度が上がります。
受け口の矯正治療について詳しく知りたい方は、以下の記事をぜひご覧ください。
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インビザラインで受け口は治る?
出典:インビザラインHP
インビザラインで受け口を治すことは可能です。インビザラインは幅広い症例に対応しており、上記の図のようにインビザラインのホームページ上でも受け口が適用症例のひとつとして記載されています。
ただし、歯科医院の方針によってインビザラインの適用症例に制限を設けている場合や、マウスピース(アライナー)の枚数に制限があるインビザラインの治療法では、受け口の治療ができない症例もあります。
さらにこれはインビザラインに限ったことではないですが、受け口の症例が重度の場合は、矯正治療だけでなく顎の外科手術が必要になることがあります。(※外科手術とは、下の顎の骨を切除して後方へスライドさせ、顎の位置を修正していくものです)
インビザラインで受け口を治せば横顔(Eライン)もきれいになる?
インビザライン矯正で受け口を治すことで、横顔(Eライン)が改善するケースもあります。
しかしながら、下の顎がEラインから大きく突出している「重度の受け口」の場合は、たとえインビザライン矯正で歯を抜いて下の歯を後ろに下げたとしても、横顔(Eライン)の改善が難しいケースもあります。
もちろん、インビザラインで重度の受け口の矯正治療を行い、外科処置なしでも上下の歯列が正常な状態になるケースもあります。
ただし、仮に歯列や噛み合わせの機能的な面では改善できても、「下の顎自体の突出感を改善して、きれいなEラインにしたい」といったケースでは、外科処置をしなければ改善することが難しい場合もあります。
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【子ども・大人】インビザラインでの受け口の治し方
インビザラインにはお子さん向けの「インビザラインファースト」や、大人向けの「インビザライン・コンプリヘンシブ」などがありますが、どちらも「受け口(反対咬合)」の症例に適用できます。
ただし、重度の受け口の場合は適用できないケースもあり、外科処置が必要となるケースもあります。
子どもの場合
乳歯と永久歯が混在しているお子さん(小学生ぐらい)が、インビザラインで受け口の矯正治療をするなら「インビザラインファースト」というお子さん専用の治療法の選択することが可能です。
インビザラインファーストは、「顎の大きさを広げる」「歯並びを整える」2つのことを同時に行えるハイブリッドな矯正治療法です。
ただし、永久歯がすべて生え揃ったお子さんの場合は「インビザラインファースト」は適用外となるため、大人と同様のインビザラインの治療法(インビザライン・コンプリヘンシブ)が対象となります。
お子さんの場合は、受け口を放置して「重度の受け口」になってしまうと、将来矯正治療で「抜歯」をしたり、外科処置をしたりする可能性が高まるリスクがあります。
受け口は自然に治る可能性は低いため、将来外科処置が必要とならないように、早めに対策しておくことが重要です。
お子さんのためになにかしてあげたい、とお考えの親御さんは横須賀Sun&Ocean矯正歯科へぜひお気軽にご相談ください。
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大人の場合
大人の場合は子どもと異なり、骨格の成長はすでに終わっています。そのため、お子さんのように顎の成長を活かした歯列矯正はできません。治療としては「インビザラインだけで受け口を改善できるケース」と「外科的処置が必要なケース」があります。
たとえば、受け口が軽度であれば歯を抜かずにインビザライン矯正で治せることもありますが、歯を動かすためのスペースがない場合は、抜歯を併用したインビザライン矯正を行います。
ただし、抜歯をしても受け口の改善が難しい場合や、下の顎自体の突出感を改善したい場合は、外科処置が必要となります。
症例や歯科医院の治療方針によって判断が異なるケースもありますので、まずは担当歯科医師に相談してみましょう。
まとめ
インビザラインで受け口を治すことは可能です。しかしながら、歯科医院の方針やインビザラインの治療法、そして重度の受け口の症例では、インビザラインが適用とならないケースもあります。
そのためまずは、インビザラインの取り扱いのある歯科医院で、ご自身の受け口の症例が適用になるかどうかを診断してもらいましょう。
「受け口の対策のためにできることを知りたい」という方は、ぜひ一度横須賀Sun&Ocean矯正歯科にご相談ください。お子さん・大人の方、年齢問わず、ご相談いただけます。