こんにちは!
神奈川県横須賀市安浦町にある、横須賀Sun&Ocean矯正歯科です。
歯並びが二列になっていて矯正治療をしたいと思っているけれど、「費用がどのぐらいかかるのか」や「保険適用されるのか」「抜歯は必要なのか?」など、色々疑問や不安がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
実際のところ、費用や抜歯の有無などは、二重歯列の状態や歯科医院によっても判断や設定が異なることも多いです。
そこで本記事では、歯並びが二列になっている歯並び『二重歯列』にかかる矯正費用、保険適用や抜歯の有無についてお話していきます。横須賀Sun&Ocean矯正歯科の目線から、二重歯列の矯正治療について解説していきますので、二重歯列について詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
CONTENTS
どうして歯並びが二列になる?『二重歯列』の原因とは
通常であれば、歯列は一列できれいに並んでいます。しかし、「二重歯列」の場合は、歯の並びがメインの歯列から外れてしまい、二列に並んでしまっている異常な歯並びの状態です。
「歯並びが二列に並んでいるけど、大丈夫なのかな?」と、とても心配になっている方もいらっしゃるかと思いますが、そもそもどうして歯並びが二列になってしまうのでしょうか?
それは、以下の3つの原因が考えられます。
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①あごや歯の大きさの差によるもの
歯の大きさに対してあごの大きさが小さいと、歯がきれいに並ぶスペースが足りず「二重歯列」や「凸凹の歯並び」になりやすいです。
また、あごの大きさは一般的でも、それに比べて歯の大きさが大きい場合にも「二列歯列」になる可能性があります。
とくに、日本人は外国人と比べると、あごが小さい傾向にあります。さらには、最近では便利な生活や、食べやすいやわらかい食事が日常に溢れているため、あごの成長が未熟なお子さんが増えてきており、歯並びが悪くなるリスクが自然と高まりやすくなっています。
②乳歯の影響によるもの
乳歯の影響によって、歯並びが二列(二重歯列)になることがあります。
これはどのような状態かというと、乳歯の生え変わりの際に乳歯が抜けないまま残ってしまい、永久歯と一緒に並んで二列になるという状態です。
通常であれば、永久歯は乳歯の下で成長する度に少しずつ乳歯の根っこ部分を溶かし、最終的には乳歯が自然に抜け落ちます。しかし、あごのサイズが小さく、本来永久歯が生える場所にスペースが少ない場合は、抵抗が少ない歯の内側に向かって生えてくることがあります。
そうなると、乳歯の下に永久歯が生えてこなくなるため、乳歯が自然に抜け落ちることがなくそのまま残り、歯並びが二列になってしまうことがあるのです。
③指しゃぶりや爪噛みによるもの
指しゃぶりや爪噛みなどの癖は、日常的に歯に圧力をかけるため、バランスが崩れて歯並びが凸凹になったり、二列にしてしまったりする可能性があります。
これらの癖は長く続ければ続けるほど、歯並びに悪影響を及ぼします。
歯並びが二列(二重歯列)になると起こりうるリスクとは?
歯並びが二列(二重歯列)になると、見た目が気になるということ以外にも、じつは他にも多くのリスクがあります。
「ちょっと見た目が悪いけど、まあいっか」では片付けられないリスクもあるので、まずは知識としてどんなリスクがあるのかを知っておきましょう。
以下が、歯並びが二列になると起こりうるリスクです。
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①見た目が気になる
歯並びが二列(二重歯列)になっていると、やはり「見た目が気になる」という方は非常に多いです。
たとえば前歯の歯並びが二列になっていると、自分でも見えやすい箇所のため、鏡を見る度に気になってしまうでしょう。
また歯並びが二列になる重なり方によっては、奥に生えている二列部分が影になってしまい、歯抜けのように見えてしまうこともあります。そのため口元のコンプレックスの原因にもなり兼ねません。
②むし歯・歯周病になりやすい
歯並びが二列になると歯磨きでのセルフケアが非常に難しく、磨き残しが増えてむし歯・歯周病のリスクを高めてしまいます。
また清掃性の悪さから、むし歯・歯周病になってからも進行しやすい環境であるため注意が必要です。
これは、単に二重歯列が気になるというレベルではなく、放置することで最終的に歯を失うリスクがあることも知っておかなければなりません。普段のセルフケアでは普通の歯ブラシ以外にも、フロスや先の細いブラシなどの併用も必須です。
③噛み合わせが悪くなる
歯並びが二列になっているということは、正常に噛み合っていない歯があり、噛み合わせが悪いケースが多いです。
たとえば歯が傾いていたりねじれていたりすることもあり、上下の歯が正しく噛み合わず、これだと歯が本来の機能を果たせません。
④顎関節症を引き起こす可能性がある
二重歯列を長期間放置することで、顎関節症を引き起こす可能性があります。二重歯列は上下の歯のアンバランスから噛み合わせが悪く、さらには歯並びが二列になっている場所によっては顎の動きが大きく制限されることもあります。
そうなると、顎の関節に過度のストレスがかかってしまい、顎関節症を発症してしまいます。また噛み合わせの悪さは顎関節症だけに留まらず、姿勢の歪みや肩こり、頭痛なども引き起こす可能性もあります。
歯並びが二列なら抜歯が必要?抜かずに矯正治療はできる?
二重歯列のリスクを知り、歯並びを治したい!と思われた方も多いのではないでしょうか?とはいえ、どんな風に治すのかがわからないと不安ですよね。
とくに、大きく重なり歯並びが二列になっているわけですから、矯正治療をはじめるにあたって「抜歯」が必要なのかどうかは気になるところかと思います。
抜歯が必要かどうかは、歯並びの状態によっても異なります。担当歯科医師の判断により差がありますが、抜歯が必要となる可能性が高い主なケースは、以下の通りです。
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矯正治療の本来の目的は、歯並びや噛み合わせが正しく機能するように整えることです。
仮に抜歯をせずに二列になっている歯を並べることができても、噛み合わせが機能していなかったり、無理に歯を並べることで歯列が前方へ突出して口元が出たりすれば、意味がありません。
もちろん、抜歯をせずに治せるケースもありますが、歯並びの状態によっては抜歯が必要となるケースがあります。
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歯並びが二列(二重歯列)の場合の矯正費用はいくら?
では、もし歯並びが二列の二重歯列を治す場合、矯正費用はどれぐらいかかるのでしょうか?
矯正費用の相場は、以下の通りです。
歯列矯正の種類 | 料金相場 | 治療期間の目安 |
マウスピース矯正:部分矯正 |
40万~50万円 |
5ヶ月~1年6ヶ月 |
マウスピース矯正:全顎矯正 |
80万~100万円 |
1~3年 |
ワイヤー矯正:表側 |
60~110万円 |
1~3年 |
ワイヤー矯正:裏側 |
100~160万円 |
1~3年 |
※当院調べ。2022年5月時点。
同じ二重歯列といっても一人ひとり歯並びの状態は異なるため、治療期間はもちろん、かかる料金も異なります。
歯科医院によっても設定している料金は大きな差があることも多いので、まずはホームページで料金を確認したり、無料の歯並び相談でどのぐらいの費用がかかるのかを相談してみましょう。
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歯並びが二列(二重歯列)の場合の矯正費用は、保険適用できる?
二重歯列の場合は、基本的には保険適用外です。
矯正費用が保険適用されるのは、「顎変形症」等の厚生労働大臣が保険適用と定める疾患であるときです。
もちろん二重歯列を放っておくことで疾患のリスクもありますが、可能性があるというだけでは保険適応にはなりません。
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まとめ
歯並びが二列になっていると見た目だけではなく、じつはお口の中のトラブルから「顎関節症」や「頭痛」など、身体にも不調が現れることもあります。
「ちょっと見た目が気になるけど、まあいいか」と気軽に考えていると、気付かないうちに身体の至るところに悪影響を与えてしまう可能性もあるのです。
歯並びが二列になっている場合の矯正治療は、症状や担当する歯科医師(歯科医院)によって「抜歯の有無の判断」や「矯正費用」は異なります。
横須賀Sun&Ocean矯正歯科では、歯並びが二列になっている(二重歯列)の矯正治療にも対応しております。
「かかる費用や抜歯の有無など、まずは話だけでも聞いてみたい!」という方でも、気軽にLINE相談から無料でご質問いただけますのお気軽にご利用ください。もちろん、ご来院いただいても大丈夫です。